第3話 Drop a bomb
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「また会ったな、三蔵一行。我が妹…返してもらいに来た。」
「紅孩児……!!」
それ程懐かしくない顔ぶれを、眼下に見下ろす。
「~あのなァッ、人を誘拐犯よばわりすんじゃねェよ!こいつから来たんだこいつっから!!」
「てめぇ妹をどーゆー育て方してやがるんだ!?」
「これじゃあ女版悟空ですよ~。」
「「「………」」」
「なんか…反感買ってるみたいですケド。」
「……」
「返す言葉もねえなあ、オイ。つーか…何モンだァ?あの女…」
と、独角が呟くのに習って流した視線がぶつかった、瞬間。
こちらを見上げていた黒々とした瞳が陽を多分に含んで、微笑する。
『こんにちは。』
風に乗って運ばれてきた声はおよそ
『お噂はかねがね耳にしてはいましたが、こうしてお会いするのは初めてですね。』
この世のものとは思えない程に清浄に澄んでいて意識のどこかで、神職に携わる人間のソレだと気づく。
『紅春炯と申します。』