第3話 Drop a bomb
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「待たないモンね♥悪い奴はみんな死んじゃえ!!」
駆け出そうとするその襟首に伸ばした手から伝わってくる重さは、想像よりも弱冠軽かった。
「捕獲完了。」
「にゃっ?うにゃにゃっ?」
短い手足をバタつかせていた猫目がこちらを見上げるのを、見下ろす。
「降ろせよーっっ、タレ目!ハゲっ!!」
「…殺すぞマジで。」
「おォっ。さすが三蔵!」
「小動物の扱いはお手の物ですね!!」
「誰が小動物だよッ」
「~もーっっオイラ超ムカついたっ!!」
『食べる?』
瞳に涙を滲ませた”妹”が、差し出された中華まんを前に、ぱあと顔を輝かせる。
「食べる。」
「あ、手懐けた。そうですよね春炯もですよね。」
「だから誰が小動物だっつーの!」
膝に手をあてて目線を合わせていた春炯が背を伸ばし、顎に手を添える。
『でも困ったわね。返すにしてもここからこのコのお家まではかなり遠いわ。』
「乗っけてくワケにもいきませんしねえ。」
「……お前等な「――そこまでだ。」