第38話 Be lackig
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「だからさぁッ…!!」
さすがに声を荒げた悟空の背を、軽く叩く。
「まあまあ悟空、落ち着いて。三蔵も悟空に八つ当たりするのはよして下さいよ。」
「八つ当たりだと?」
たちまち不穏になった空気に、息を吐く。
「気づいてないんですか?煙草の本数に比例して、いつもの3倍は眉間に皺が入ってるじゃないですか。」
こうなる事は多分、判っていただろうに。
遅かれ早かれ。
それでも貴女は――
「八戒だって変だと思うだろ!?」
「まあ変というか…現実問題これから先、天竺に近づくにつれ危険度も増してくる筈ですから。ここに来て戦闘要員を欠くというのは僕としてもどうかと思いますけど。」
「それもふたりも」と付け加えると、案の定三蔵が鼻で嗤った。
「八つ当たってんのはてめぇの方だろうが、八戒。」
冷笑を刻んだ顔が、無遠慮なまでにこちらを見上げる。
「そんなに気になるなら、お前もさっさと抜けりゃいいだろう。それとも何か?判ってて行かせた自分に今さら腹立ててやがるのか。」
「………人が…散々気をつかってるのによくそーゆー事が言えますね貴方は…」
「は…八戒?」
「頼んだ憶えはねぇな。」
「じゃあ言わせてもらいますけどね!中立な立場である僕にどうしろと仰るんですか!?二人や一人でこの任務が遂行できない事ぐらい貴方にだって判るでしょう!!」
「だから頼んでねぇっつってんだろうが!!大体勝手にいなくなった奴らなんぞ知った事か!!」
「少しは素直に物を言ったらどうです!?[カミサマ]の事だって本当は気になってるんでしょうが!?」
「俺の事に口出すんじゃねぇよ。中学生日記の学級委員かてめえは!!」
「あーもーッやめろよ二人とも!!だから言ってんじゃん悟浄と春炯を捜しに戻ればこんなんじゃなくなるだろーってば!!」
「その名前を口に出すんじゃねえこのバカ猿!!!」
「~人のハナシ聞けよ」
叩きつけられた枕が、三蔵の顔をずり落ちていく。
「……あ…ワリ。」