第38話 Be lackig
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乗り上げてきた 春炯の重さを受け止めたベッドが、ギシッと軋む。
「…それこそ半殺しじゃ済まねェだろ…」
無遠慮に壁側に転がるのに息を吐いて立ち上がろうとすると、上着の裾がくんっ、と引かれた。
『ダメよ。一緒に寝て。』
上目遣いに短く言われ、ぐっ、と押し黙る。
『今更謝罪を受け入れる気も、断るのを許す気もないからね。』
「……――だッ」
荒っぽく引かれるがままに寝転がると、くすくすと近い距離で空気が動く。
『…実は言う程じゃないんじゃないの?』
「……あ゛?」
反転した視界の中で、閉じ込めた明るい黒に映る、見慣れた紅。
「もっぺん言ってみ?」
『…実は言う程じゃないんじゃないの?』
「キレーに言い直してんじゃねーよ…」
自分の置かれた状況が分かっているのかいないのか、あははとおかしそうに笑うのに眉根を寄せる。
『もういいから、早く寝ましょう。』
「ヨユーじゃん。」
ふっ、と優美な弧を描いた唇に目が釘付けになる。
『そういう貴方は、ヨユーじゃなさそうね?』
ぐっと落とした身体が触れた柔らかな膨らみから、鼓動が伝わる。
見上げてくる瞳を愛でながら顔を近づけ、口を開く。
「そー見える?」
ふふっ、と湿った呼気が当たるのに、危うく理性が揺らぐのを感じて体を離そうとした瞬間
『……まるで、燃えてるみたい』
伸びてきた指が、落ちかかる髪をくぐるようにして目元に触れた。
『綺麗』と一切の邪気のない微笑が後を追うように、その顔に浮かぶ。
何を返す事も出来ずにいると、とん、と胸を軽く押される。
『もう寝なさい。』