第37話 blind faith
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「――あッてめえッ!!それ俺のとっといたシーフードだろぉが!?」
「うっせえなそーゆーお前はさっき一人でパイナップルのヤツ全部食ったじゃねェかよ!!」
「………」
『八戒、急須をとって欲しい』
「あ、はい」
「第一なァ、おめーの寝こけてる間にこっちゃあ肉体労働してたんだよ!!敬え!!」
八戒にお礼を言い、湯呑みにお茶を注ぐ。
「ンだとぉ!?俺だって死後硬直までして腹減ってんだよ!!」
「どーゆー理屈だバカ」
「いいから黙って食え!!俺はさっさと寝てえんだよ!!」
「きゃーっ」
「あははは、元気ですねぇ。」
『本当にねー。』
にこやかに笑っていた横顔が、ふっ、と真顔になる。
――あの後、あの[カミサマ]を名乗る男の姿は見つからず、私たちは金閣の遺体を埋葬して山を下りた。
宿に戻ってからは、まるで何事もなかったかのように振る舞う悟浄を目で追う様に、短く息を吐く。
『………』
「でもさ、あのムカツク奴…本当に何者だったんだろ。」
「…さぁな。何が目的なのかも、本物の三蔵なのかも判らん。」
ぎゅっ、と煙草を灰皿に押しつけた三蔵が、すぐに新しいものに手を伸ばして火を点ける。
「俺の他にも三蔵が存在するのは確かだが、奴が本物であれコスプレ野郎であれ牛魔王の刺客でない以上、俺達には関係のない事だ。」
「え…それってアイツ放っといて先へ進むって事!!?」
「当然だろうが。これ以上拘りのない事で足止めくらうのは御免だからな。」
「――だけどさッ」
「俺達は正義の味方でも何でもねぇんだ。俺が行くと言ったら行くんだよ。」
なんとも傍若無人な物言いに、悟空がむうと黙り込む。
「………そんなの、判ってるよッ」