第3話 Drop a bomb
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「相手してやるぜカニ星人!!」
下段から振り回した如意棒の遠心力で以って体を浮かせようとした、その刹那。
ニャァー
足をくすぐる温かで小さな感触に、視線を落とす。
――猫…?
『悟空…ッ!!』
「!」
咄嗟に振り仰いだ視界を、影が覆う。
反射的に退いた体のすぐ側に物凄い質量が落ちてきて、冗談じゃなく足が浮いた。
「――!な…」
「何が起こったンだ?」
チリンと涼やかな音が転がり、しゃがみ込んで伸ばされたその手が、白を抱え上げる。
「危なかったねお前。あはは、くすぐったいって。」
「お…女の子ォ!?」
『今の…この子が?』
「なんだかどこかで会ったような…」
「あ」と大きな瞳がこちらに気づき、猫を自由にする。
「三蔵いっこお、やっとめっけ!!」
「え?」