第36話 Wish
夢小説設定
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やはりと頷くと、悟空が自分と春炯との間で視線を行き来させる。
「え?てか待って、三蔵!三蔵は!?」
「それなんですよ。僕の意識があった時はまだ元気に動いてましたよね、三蔵も…
貴女も?」
『ここに居ないって事は助かった可能性が高いでしょうね。』
「…じゃあダメじゃんッ!!」
『「え?」』
「俺達、三蔵より先に死んだらダメじゃん。」
真っすぐにこちらを見上げて言う悟空に、今度は春炯が視線を往来させているのを横目に、微笑む。
「……そうですね。」
『?何の話?』
「残してきたのがあの2人かと思うと、死んでも死にきれないという話です。」
『成程。確かに。』
「じゃあまあとりあえず」と2人を見下ろし、僅かに首を傾ける。
「帰らないとですね。」
「おうッ」
『ええ』
「出口なんてありますかねぇ。」
「ずーっと向こうまで何も見えねぇぞ。」
『?』
振り返った春炯の視線を追うと、乾燥した地面から生える様にして人の手首から先が現れる。
「!!うっわ!?」
「…こういうモンなんですか?」
『う~ん…』
困ったように笑う春炯は、普段から着ている部屋着姿だ。
意識を失う前は、そうではなかった筈。
気づけば自分と悟空も同様なのに、これもこういうものなのかと重ねて問う。
『私も[こういう状態]で[こういう場所]に閉じ込められたのは初めてだから何とも言えないんだけど、万事閉じ込めた側の沙汰次第なんじゃないかな。あ、銃がないな。』
「…成程。」
「えッ、銃ないの!?」