第36話 Wish
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
どんな妖術だ…!?
「無駄だよ。」
斜線上に立つガキと目が合ったその時、自分と同じように四肢を蔦に拘束された八戒が背中からぶつかってくる。
まともに大の男の体を受け止めた衝撃で、肋骨が軋む。
『八戒っ!三蔵!!』
「あ……」
ドクン!と脈打ったアレは、瓢箪――…?
その眼球がぎょろりと動いた瞬間、蔦の中を光点が急速に巡るのが見えた。
――成程
『…吸い込んだ……?』
そういう仕掛けか。
『…八戒!!』
「何者だ貴様…!!」
「あと二人。」
『――うあ゛ッ』
「春炯!!」
宙づりにされた春炯の指先が、テーブルの端にあった灰皿を引っ掛ける。
『…っ三ぞ
顔に落ちかかる黒髪の間から覗いた瞳が確かに、こちらを映す。
投げつけられたソレが腰に当たってバラバラと落ちるのと同時に、短い苦鳴が耳を打つ。
「 春炯!!」
「あと一人――」
したたかに打ちつけた後頭部を振り、ほぼ闇に支配されかけた視界の中を手探る。
「く……」
クソ…ッ!!
「――!!」
じゅう、と掌が焼ける痛みを嚙み潰した。
「バイバイ、悪いお兄ちゃん達。」