第36話 Wish
夢小説設定
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「バカにしてんのかてめえ」
「バカにしてる以前の問題だ。」
受け答えをする事すら億劫で、苛立つ事すら出来ない程に呆れを覚える。
「貴様と喋るとバカがうつりそうでな。」
「~あぁそーよ判ってるよオレが悪うございました!!」
「………」
「だから一体何がどーなってんのかおバカな悟浄さんにも判るように教えて下さいお願いしますって言ってんだろォが三蔵サマよォ!!?」
「……俺達も、油断はしていた…」
「おや?」
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「僕らの部屋に何か御用ですか?それとも迷子さんかな?」
カップにコーヒーを注ごうとしていた春炯の視線を追うと、部屋の入口にこちらに背を向けて立つ八戒の背中が目に入る。
「お兄ちゃん達が、[悪いヒト]だね?」
「………え?」
『…八か
ふっ、と射した影にほぼ同時に背後を振り仰いだ瞬間、喉が鳴った。
「『――――!!??』」
「な」
「みーつけた。」
「!!」
その手に握られた[何か]を認識する間もなく、植物の蔦のようなものが弾ける様に飛び出してくる。
『え』
「うわ…ッ!?」
「くッ!」
「死んじゃえ。」
「うあ……ッ!?」
『悟空!』
鈍い音を立てて背中から家具にぶつけられた悟空の名を、春炯が叫ぶ。
『――悟空…悟空!!?』
頭から床に落ちていく悟空の見開かれた、ガラス玉のような瞳にさっと指先が総毛立つ。
「悟空の瞳孔が…!?まさかあれくらいの事で――」
「ッ!!」