第36話 Wish
夢小説設定
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「――!?おいっ…!!」
突如動いたバケモノが、巨体に似合わぬ繊細な動作で銀閣を抱えて身を翻す。
ぎゅっ、と目を瞑った銀閣が比喩でなく急に小さくなったように見えた。
悪イ事ナンテ――
三蔵が舌打ちと共に銃口を向けるのに、慌ててその腕を捻り上げる。
「!?」
「クソボーズ!!ガキに向かって撃つヤツがあるかよ!?」
「離せこのバカ…!!」
けたたましい音を響かせて窓をブチ破ったバケモノが、夜に向かって跳躍する。
「――ッ………」
瞬間顔半分に奔った衝撃より何より
「――クソは貴様だ!!」
らしくもなく怒りを露わにする三蔵に、瞬く。
「何トチ狂った事抜かしてやがる!?あのガキは敵だろうが!!!」
「……ワリ…」
そんな事しか言えない自分に舌打ちした次の言葉に、微かな嘲笑が混じる。
「…それとも何か?」
「………」
「あのガキの言う通り、これが貴様の望みなのか。」
**********
……お兄ちゃん、その人達がキライ?
「ガキの冗談だと思ったんだよ。…しつこく聞くからこの宿の場所も教えちまった。」
僕、その人達やっつけてあげるよ!!
「クソッ、どーなってんだよ一体……!!」
力任せに壁を打った拳に、じんと鈍い痛みが拡がる。
なんで――
「………」
「………」
「………」
「………」
「………」
「…なんとか言えよ。」
「なんとか。」