第36話 Wish
夢小説設定
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「――てめェ こいつらに何しやがった!?」
「…何で…?何で怒るんだよ!?だって…だってお兄ちゃんがっ…」
グルル…と獣のような声がさして広くもない室内に流れた瞬間
「――銀閣!!!」
悲鳴のような叫び声と鼓膜を圧する咆哮が轟いた。
「――ッ!!」
「駄目だよ銀閣!その人は[イイ人]…!!」
ガゥン!!
「な…!?」
「銀閣……!!」
「――おい」
重たい頭をそのままに身を起こし、目を眇める。
「悪人裁いてヒーローごっこのつもりか?」
室内に倒れる悟空と、八戒は案の定ぴくりとも動かない。
「――三蔵!!?」
泡を食って叫んだ悟浄に抱えられた春炯を確認し、吐き捨てる。
「このクソガキが」
「そんな…ウソだ確かにやっつけたのに…」
呆然と呟いたガキが、両手で抱えた瓢箪に視線を落とす。
「三蔵お前無事だったのかよ!?」
「勝手に人を殺すんじゃねぇよ。…そいつ等はどうか判らんがな。」
「何?」
「銀閣!大丈夫!?銀閣……ッ」
「――おいガキ」
「……あ」
悟浄にやられたらしい[もうひとり]にすがるようにしていたその顔が、肩越しに振り向く。
「何が目的だ?その瓢箪はどこで手に入れた。」
「僕…僕何も悪い事してないッ僕はただ……!!」
「チ……!!」