第3話 Drop a bomb
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「ま、信じないのは勝手ですけどね…」
「それどーゆう…「きゃあぁあああ!!」
振り向いた目を、見張る。
通りの向こうから屋根瓦を吹き飛ばして突如現れたその巨大な異形に、怒号のような悲鳴が周囲を満たした。
「ぎゃあああ!!」
「うわあぁ、化け物だ!!」
「な…何だありゃあ…!?」
『式神…!?』
弾かれたように振り向いた八戒さんを追って向けた視線の先には、誰もいない。
店だけを残してあの怪しげな易者だけが忽然と姿を消していた。
罪人の目をしているじゃないですか
償いきれない程の――
「まさかアレも牛魔王の刺客かよ!?」
「いやそれはわからんが、奴の胸元の凡字…あれは式神の印だ。」
「式神!?あんなでかいのが!?」
『八戒さん…?』
触れようとした瞬間パッと腕を退かれ、見上げたその顔に動揺が奔る。
「すみませ…」
「きゃああぁあ!!」
耳を打った悲鳴を瓦礫の落ちる音が追いかけ、直後に湿った音が鼓膜を浸す。
「げ…ヒデぇ……!」