第3話 Drop a bomb
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「旅の人でしょ?この清一色が旅路の先行きを占ってあげますよ。」
「興味ねぇよ、占いなんて。」
「第一麻雀の役を通り名にしてる易者なんざ信用度低いな。」
言いながら煙草に火を点けていち早く背を向けた三蔵に、糸目の男が唇を引き上げる。
「そっけないなぁ…ま、いいや。教えてあげましょう。死相が出てますよ皆さん。クククク…怖いですねぇ…死に近いところに生きてるでしょう?我にはわかる。特に――そう、貴方だ。」
「!」
ビクリと肩を強張らせた八戒を示した骨ばった指がだがすぐに、袖の下に仕舞いこまれていく。
「そんな偽善者面でごまかしてるけど、罪人の目をしてるじゃないですか。」
「……」
「腹に傷を持ってますね?それが貴方の罪の証だ。償いきれない程の――「ッ何者だてめぇ!?」
「おっと」
「ケンカ売ってやがんのか!?」
机に身を乗り出した悟空を、春炯が慌てて押し止めた。
『ちょっと悟空…!』
「我はただの易者ですよ。信用度の低い…ね。」
「……」
色を失くして黙り込む横顔に眉根を寄せたその時、男がひとつ、牌を掴み上げる。
「我の牌は運命を語るんです…ほら。災いは汝らと共に――」