第3話 Drop a bomb
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「うわあー、店がいっぱいだっっ」
「賑やかな町が続くな。」
「ああ」
「大丈夫ですか、春炯…」と言葉を切った八戒さんが、頭に手をやる。
「って、僕も呼んでも構いませんか?」
少しだけはにかんだように笑うのに、知らず顔が綻ぶ。
『はい、勿論。』
「三蔵!!あれ食いたい!」
「却下」
「何でだよッ!!イジワル坊主!!!タレ目!!ハゲ!!」
「聞こえんな。誰がハゲだ。」
「まあまあ…いいんじゃないですか?肉まんくらい。」
「甘やかすと悪い癖がつくぞ、八戒。」
「めっきり主婦だねェ」と銜え煙草でその肩に手を置いた悟浄さんに、「死ぬか?」と真顔で問うた三蔵が、同じ様に箱から一本取り出してそのまま口に挟む。
『…ねえ、この前の町でも思ったんだけどね?私達……』
口元に手をあてながら眺める周囲は確かに、活気に満ちている。
だがそれだけに恐らくあまり――
「いらん心配するな。」
「わかってる」と袂を探ってライターを取り出すのをなんとはなしに見ていると、目が合った。
「何だ。」
『ううん、別に――「もしもし、そこ行くお兄さん達。」