第32話 華焔の残夢1
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「大体金積まれたってゴメンだぜ。言うに事欠いてあのバカ猿。俺はベットの中で、しかもイイ女しか頂かない美食家だっての。」
「悟浄。そういう発言は控えて下さいね。仮にも18歳未満を抱えてるんですから、教育上良くないですよ。」
『女性もいるしね。』
「…そうですよ。」
冷ややかな春炯の言に乗っかって非難の眼差しを向けると、バツの悪そうな顔をした悟浄が視線を明後日の方へと向ける。
「じゃ、そういう事で僕も行ってきますね。春炯、申し訳ないですがその2人も頼みます。」
赤ん坊の頭を撫でた八戒に、春炯が頷く。
『なるべく早く戻ってね。3人を1人で看るのは、大変よ。』
おかしそうに笑って踵を返した背中を見送って、三蔵と視線を交わす。
『さて』とこちらに向き直った春炯に、揃ってなんとなく身を引く。
『大きいお兄さん達は、いい子にね。』
「………」
「どーゆープレイだよ…」
『あ、煙草は向こうでお願いしまーす。』
微笑を湛えて車外を示すのに、三蔵が舌打つ。
「ったく、このガキのせいで散々だ。」
ペキンと音をたてて折られた煙草が、枯葉の海に消えていく。
『…ポイ捨てもやめようね♡』
「「………」」