第31話 Opposite
夢小説設定
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「あ、ちょ「春炯おは
勢いよくドアを開けた瞬間、こちらを向いた春炯と目が合った。
~っっゴメン!」
「なさい!!」と続けながら後ろ手に閉めたドアの向こうから、『ノックくらいしなさーい』と笑い混じりの軽い声が響く。
急に耳まで暑いような感覚に頭を振ると、悟浄がおかしそうに喉を鳴らした。
「やだァ~、おサルちゃんてば大胆~」
「うるっせ!」
すらりと伸びた白い脚を思い出そうとしているのを締め出すように、叫ぶ。
「覗きはダメだろのぞ「だ~もう!!ナンも見てねえってっ」
『ウソはいけないわよウソは。』
『おはよう』と悟浄に笑いかけた春炯がこちらを見る。
『あんなトコで着替えてた私が悪かったわ。でも今度からノックはしてね。』
「…はい。」
寝癖がついていたのか髪に触れる指先に少々気恥ずかしい思いをしていると、にやつく悟浄が否応無く視界に入ってくる。
「なんだよっ」
「別に?なんも。もういいのか?調子。」
『お陰様で。』