第31話 Opposite
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「――はあッ
はぁ」
硬く無機質な光に照らされたこの廊下は果たして、こんなに
「ぜえっ は…」
長かっただろうか。
「はあッ」
喉から出ていく自らの呼気が、気道を焼く。
―――
傾いだ体の中で、深奥が軋むような悲鳴を限りなく鼓膜に近いところで容赦なくあげてくる。
「――ッ…クソッ……!!」
力任せに毟り取った電極が、足元に落ちる。
――――
「…あーあ。」
―――
「困るなあ、安静にしててくれなきゃ。」
―――――
「ボクの大事なウサギなんだから。」