第30話 Always
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「……悟空。」
「…え。な、何?」
「喉が渇いた。缶ビールよこせ。」
「……え!?あ、うん――」
「はい」と差し出されたビールに、手を伸ばす。
「………」
嵌めなおされた禁錮の、硬質な感触ごとその顔を無理矢理に上げれば。
「さ…」
半瞬にも満たない間を挟んで真っ直ぐにこちらを待つ金晴眼を、見返す。
「……のバカ猿!!」
「ってえ!!!」
「いつまでもアホ面下げてんじゃねーよ!後先考えずツッ走るなっていつも言ってんだろーがこのウスラバカ!!」
「~八戒!!全然ココロ狭くなくないじゃんかよ!?」
立っているのはやはり、少々疲れる。
「だから多分って付けたでしょう。」
ベッドに腰掛け、ポケットから煙草を取り出す。
「…ちぇー」と恨みがましく呟いた悟空が、傍の椅子を引いてその背に顔を埋めた。
「…何笑ってんだよ。」
「笑ってねーもん。」
「気色悪ィ。」