第30話 Always
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「大体俺は死ぬなら美人の上で腹上死!!てめぇのアホ面で死ねるかっての!」
「いってえなこのエロ河童ぁ!!」
「あーあー。静かにして下さいね。隣にまで聞こえてますから。」
顔を突き合わせて喚いていた二人が、同時にこちらを見る。
「三蔵目を覚ましましたよ。」
「おー。そんじゃ生臭い面でも拝みに行くか……って逃げんな猿。」
「ヤダよ放せよ!!」
襟首を掴まれた悟空が、頭を振り被って拒否を示す。
「三蔵ぜっってえムッチャクチャ激怒ってるもん!!どんな顔して会えばいーんだよ!?」
「…ったく……さっきまで人一倍心配してウロウロしてたクセに。」
「だって…ッ」
「三蔵だってそこまで心の狭い人間じゃないですよ。」
「多分」と一応言い添えて、首を傾げる。
「だからってこのままでいいんですか?悟空。」
「う…それは…――!!!」
狙ったようなタイミングで必要以上の音を立てて開いた扉に、視線を投げる。
「…さ、三蔵――」
「…飼い主さんの御登場ってか?」
「大人しくしてろって言った筈なんですけどねぇ。ついさっき。」