第30話 Always
夢小説設定
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「いっ てて ててッ」
思わず叫びながら、身を捩る。
「痛ぇよこのバカ!!もっと優しく巻けねーのか!?」
「うるさいなぁ、我慢しろよこんくらい!!だから八戒にやってもらえっつってんだろ!?」
「てめーが付けた傷なんだから責任取れってのバカ猿!!」
ともすれば呼吸が危うくなる程キツく巻かれていく包帯から半ば無意識に距離をとりながら叫ぶと、悟空が口を尖らせる。
「いーじゃんかよ大した事なかったんだからさー。」
「肋骨3本も折っといてどこが大した事ねーんだ!?ああ!?」
「だから悪かったってゆってんだろッ」
「ちったぁ反省しろっての!散々暴れまくった上一人で気持ちよく爆睡しやがって。」
髪をかき上げながら、煙草を銜える。
そう言えば、もう一人のヤツの方はどうなっただろう。
「……ゴメン。」
やった視線が、真正面から。
「ホント ごめん。」
自分にはきっとどれだけかかっても多分、無理だと思う。
「………」
「うぁ!?」
バカは、俺か。