第29話 Pride
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「何なんだあいつは」
「独角」
「妖怪なんてモンじゃねぇ…化け物だ。」
「ええ…でも、悟空なんです…。」
自身に言い聞かせるように言うのに、内心で舌打つ。
踊った空気と降ってくる影に、成す術も
「「「!!」」」
ないってのに。
「ごあッ…!!」
容赦ない攻撃に、目に映る光景の輝度が絶望的に下がっていく。
だから
視界を過ぎった澄んだ青を
「ご…悟空…ッ」
割って吠えた銃声に
『その辺にしときなさい。』
誰かさんを想像したのは絶対、俺だけじゃなかった筈。
『悟空。』
「春炯……!?」
掲げられた銃口が
『おいで――
その漆黒の両眼が真正面から、悟空を捉える。
遊んであげる。』
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