第29話 Pride
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「あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛」
獣のような声を吐き出すその姿から目が、離せない。
「…悟空――?」
瞬く、ことすら。
「これが
顔を上げた悟空の金晴眼が、こちらを見る。
『…っ…』
あの子の、筈なのに。
全身が総毛立つのに合わせて、どくんとひとつ体の内側が脈打つ。
――――
「春炯?」
すぐ傍にいる八戒の声を大きく上回って響いた声が、頭蓋を圧する。
――――
こちらを見上げるあどけない顔に浮かんだ笑みが
おいで
目の前のその姿と、重なる。
悟空
孫悟空――」