第29話 Pride
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「――決着を付けよう。」
静かな声が、大気を圧して響く。
「紅孩児…?」
何を
「ど…したのお前、何か変だぞ。」
決
「六界死屍輩告開間」
着…?
「鬼釈月波音引君丁」
『っ』
「大間明神院死霊輩告」
「悟空よけて!!」
「え…」
八戒の警告とほとんど同時に、周囲の地面が大きく揺らぐ。
「!!?な…ッ――紅…孩児…!?」
舞い上がった砂嵐から腕で顔を庇いながら、その姿を探そうとした瞬間。
「――何をためらう?」
「紅孩…「間違えるなよ。」
青い空を背にした顔を、見上げる。
「俺は貴様の、敵だ。」