第2話 Call and response
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「如意棒ッ!!」
掌に武器を出現させると同時に突っ込んできた小柄な男に、一気に四人が襲い掛かっていく。
「うらァあああッ」
「うぎゃあぁあ!!」
威勢の良い声を上げて獲物を振り回すソイツから距離をとるようにしてそれぞれに散った残りの三蔵一行のうちに一人、情報にないヤツがいる。
「~こっちに飛ばすな!サル!!」
しかも
「……女……?」
声が聞こえたのか、その顔がこちらを向く。
透けるような白い肌に、艶めく黒髪。
典型的な東の女である事を主張する特徴の中で際立って目立つ、両の眼。
紺に見える程に深い色を湛えたその瞳だけがどこか、異彩を放っている。
この距離からでも分かる。
「なんだあの女!?」
「女連れてるなんて、情報にゃねえぞ!」
その存在に気づき始めた部下達が、色めき立つ。
かなりの上玉だ。
「おい」と側に立つ一人に目を向けた自分の顔に浮かんでいるであろう表情が、ソイツの顔にも伝染する。
「…あの女は殺すな。生け捕りにしろ゛ッ