第2話 Call and response
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「今日こそ経文を渡してもらうぞ!」
『そもそも吠登城に封印されていたのはその紅孩児と彼の両親である牛魔王、羅刹如の3人なの。まあ羅刹如はまだ封印されてるし、牛魔王は蘇生実験の真っ最中なんだけど。』
「あ、一個質問。羅刹如って、やっぱ「黙れ悟浄殺すぞ。」
三蔵が無造作に言い放った途端、春炯が視線を強くする。
『コラ!殺すぞ殺すぞって、止めなさいって言ってるでしょう。』
噴出したのは悟空とほぼ同時だった。
「「ぎゃはははは」」
ガゥン
「「「………」」」
『………』
肩越しに背後を確認した春炯の目が三蔵を、ついでその隣の八戒を見やる。
「……①今のようにいつ巻き添えを食うかも知れない真ん中、②いつ猥褻行為にさらされるか知れない貴女からみて右端、「オイ」③常にいがみ合う二人に辛抱してもらいながらの左端。大変心苦しいのですが、その三つの中から選んで頂く他無いのが現状です。」
『……助手席というのは「却下だ。」
『え~…。じゃあ、③で。』
「すみません本当。」
「~なめてんじゃねェぞ!貴様等ァ!!」
ヒュウッと風鳴り音を立てて飛んできた槍が、ジープすれすれを掠めていく。
「やれやれ。ゆっくり話しも出来ませんねえ。」
「チッ」