第23話 "BE THERE">3<
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断つような声が響き、髪が痛い程に煽られる。
「!?何だ!?」
「わぁああっ」
咄嗟に顔を庇った腕越しに、同じ様にしながら口々に悲鳴をあげて上向く僧達が見えた。
「木が…!?」
「馬鹿な」
「倒れるぞ早く――っ」
次いで何かとんでもなく質量を持ったものが上から覆い被さってくる気配がして、前に立っている薄い背中に手を伸ばす。
「春炯…
何だよ。
振り返った顔に浮かんだ純粋な驚きを、追いかけて
――
黒曜の瞳に嬉しそうな笑みが覗く。
『…はい。』
――」
何なんだ
直後轟いた雷鳴にも似た重低音に、体が揺れる。
「何事だ!?」
「おい師範代を呼んで来い!」
そりゃ。