第16話 Survive
夢小説設定
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「――おい、今週はキャンペーン中か何かか?」
砂っぽい風を含んだ風に金糸を靡かせた三蔵が、吸っていた煙草を口から放す。
「これでもう3日連続ですねぇ。」
「三蔵様御一行襲撃ツアーってか。美人のコンパニオンが混じってねェかな。」
「ツアーときたらフルコース料理だろっ。」
「ああ、成る程。僕らがその料理になるワケですか。」
ぽんと手を打ってにこやかに言うのを横目で眺めながら、ホルスターの銃を抜く。
「げー。俺、食べるの専門。」
「で、ツアー客の総動員数は?」
「ペアで30組様御招待ってトコかな。」
『では問題です。ノルマは何人でしょう、悟空。』
「えーっと」と視線を上向けた悟空が、こちらに瞳を向けてくる。
「えっと――ひとりあたま12人ッ!!」
「ははっ上出来!!」
言うなり我先にと飛び出していく2人の背中を見ながら、顎に手を添える。
「どうしました、春炯?」
八戒と、口にはしないが視線だけ向けてくる三蔵を見やり、口を開いた。
『意外と少ないわね。任せます。』
「「………」」
『ホラ、前見て前。』