第1話 Begin again
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嫌そうに退けられた手をそのまま、顔横で振る。
きょとんとこちらを見つめる瞳に唇が勝手に引きあがり、笑みの形になるのが分かった。
手足は素晴らしく長く、すらりとした体型なのに胸は大きい。
緩く波打った長い髪が印象的な、完全私的ランクにおいて間違いなく最上級の部類に入るイイ女。
「春炯。それが悟浄で、あっちが八戒。俺ら今一緒に旅してンだ。」
『あ、いつも悟空と三蔵がお世話になっております。』
「あ、いえ。こちらこそどうも」とにこやかに頭を下げ合うのを見ながらなんとはなしに視線を送ると、「なんだ」と心底嫌そうな返しが返ってくる。
「てめ…」
『悟浄さん』
『八戒さん』と続けたその顔が、ほわりと解れる。
よく笑う女だと、意識とは違うところでぼんやりと思った。
『紅春炯と申します。今日から私もお世話になります。』
「あ、こちらこそ……?……?」
「「………」」
「?」
『三仏神様の命により、西域への旅路に同行させて頂きます。宜しくお願いします。』
すらすらとにこやかに告げられた言葉の意味がまるで分からず、脳内で反芻する。
「「「「………」」」」
『?』
「「「「え゛!?」」」」