第1話 Begin again
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飛び込んできた体からは、陽だまりの匂いがした。
会わない間になんて
なんて大きく、なったんだろう。
『悟空……!』
「春炯っ」
跳ねるような声でもう一度名前を呼んだ悟空が、顔を上げる。
至近で出会った黄金色の大きな瞳がキラキラと輝いてまるで、小さな太陽のようだ。
『悟空』
まだあんなに距離のあるうちから
あんな風に笑って駆けてきたらきっと、息が切れるでしょうって
思って私まで。
『大きくなったね……悟空…!』
「へへへ」
おでこをぶつけ合うようにして笑い、もう一度抱き締める。
「春炯…すっっげー会いたかった……!」
『うん』
「~…嬉しい…っ会えて、すっっっげー嬉しい!」
『…うん、私も。』
近づいてくるエンジン音に上げた目に、太陽を照り返して輝く金糸が映る。
紫暗の双眸に捉えられるより早く、知らず、眉根が下がった。
「三蔵!」