第1話 Begin again
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「おい!?」
驚きに上ずった悟浄の声が奇妙に遠く、聞こえた。
なんでだろ。
「悟空!」
森の出口からこちらに、まるで洪水のように流れ込んでくる黄金色の光。
早く
疾く。
馬鹿みたいに必死に、手足を動かす。
どんな風にその顔が
「――っ……」
どんな風に
俺を
―――
俺を見て、笑うかを、知ってる。
「…――はあっ……は」
なんでこんなに、息が……あがって――馬鹿、みたいだ。
記憶さえ追い越して
大きな瞳がふっと細くなり、桜色をした唇が僅かに開く。
今その笑顔に
ほとんど笑い出しそうになりながら、め一杯息を、吸い込む。
「――っ春炯!!」
手を。