第1話 Begin again
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「経文を渡せッ」
「死ねエエっ」
好き勝手喚きながら湧いて出てくるのに舌打ち、次弾を装填する。
ガゥン ガゥン ガゥン
「三蔵!」
位置を変えるべく走り出した目に、見覚えのある派手な髪型が飛び込んでくる。
足払いをかけると無様に転倒するのを見下ろし、肩口に一発。
「ヒ――ぐッ」
「貴様、さっき巫女がどうとか言っていたな。」
反応を見せるのに眉を上げ、口に突っ込んでいた銃を引く。
「っし、知らねえよ!お前等こそあの女と一緒じゃねえのガッ」
「三蔵!今の…?」
気功砲で5人程を薙ぎ払った八戒が、側へと駆けてくる。
「この方達が仕掛けたワケじゃあなかったみたいですね。」
「ああ…」
「おいおいどういうコトだよ!?」
裁ち鋏が擦れるような音を追いかけるように、湿った重い音が鼓膜を浸す。
「コイツ等…!スゲェ数いるんだけどっ」
珍しく額に薄っすらと汗を滲ませた悟空が、如意棒を構えなおす。
「ともかくここ片付けてからじゃないと、話もさせてもらえないみたいですよ――ッ!」