第1話 Begin again
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「「「………」」」
「………」
はぐれ雲の流れる空を見上げながら、紫煙を吐く。
この神社の管理者の内縁なのか、石段に箒をかけている女の側で幼い兄弟が独楽に興じていた。
「…なんか避けられてね?俺ら。」
「悟浄もそう思います?」
「俺朝めし食う前にもさ、一人で来てみたんだけど。そん時は人の気配あったんだけどさあ……」
短くなった煙草を足裏で消し潰し、口を開く。
「行くぞ。」
「「えええ」」
揃って反論を訴えようとするのを睨みつけ、踵を返す。
「諦めましょう、二人共。残念ですが。」
下に停めてあったジープに帰り着き、それぞれが定位置へと収まる。
「それにしても意外でした」と八戒が笑うのに「何がだ」とシートベルトを締めながら問えば「いえ」とはぐらかすように更にその笑みが深まる。
「確かにな。いつもだったら面倒くせえ。で終わりじゃん?やっぱ三蔵サマもキョーミあった?」
「貴様と一緒にするな。」
「またまたぁ。本当は気になってるくせ ガゥン
「そういえばさ、三蔵。八戒と悟浄に春
硝煙の上がる銃口を引き下げ、体勢を元に戻す。
「八戒」
「はい。」
「出せ。」