第1話 Begin again
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「くだらん。俺は残る。寝る。」
「ですよね」
階上から聞こえてくる会話を聞きながら、ブーツに足を突っ込む。
「どんなヤツなんだろーな、ソイツ。あ、ねえその寺までってどうやって行くの?………何だよ。」
「ワリーけどお前、やっぱ遠慮してくんない?」
「は?何で?」
きょとんと大きな目を瞬くのに、煙草を銜えながら立ち上がる。
「お子ちゃまにゃわか「はいはいお待たせしました。何です悟浄、その顔。」
「コイツ今、俺らのコト置いて1人で行くとか言ってー!」
「それはいけませんね。」
爽やかな笑顔を見なかったコトにして、敷居を跨ぐ。
「っしゃ!行こー!」
「……八戒。」
「何です?」
横向いたままなのを苦く思いながら、ポケットを探る。
「お前その、無言で責める癖止めろよな。」
「ちゃんと声に出して言おうと思ってたところですよ。くれぐれもまだ見ぬ方の職を奪うようなマネはしないで下さいね、って。」