第8話 Alive
夢小説設定
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「血は洗い流せる…」
許されようが、許されまいが。
他人の為に死のうが、己の為に生きようが。
「しかし人は生きる為にまた血を流す。」
同じ様に水面を眺めていた二郎に目をやり、腰を上げる。
何度命を変えようがその身に抱く魂が同じであればそれは、きっと。
「所詮綺麗事だけで生きようなどと、欺瞞でしょうな。」
「二郎神。」
「は」
「俺達”神”が何故天上に存在するかわかるか?」
――私は
利己主義、自己中、何が悪いってんだ。
笑って死ぬ為に生きてンだろ?
「見下す為じゃない、見届ける為さ。」
使命?運命?輪廻転生?
知ったことかと憤慨するお前はでも今も、昔も懲りも無く。
只美しく
私よ。
「生きる為に生まれた者達をな。」
そこで、在るだけじゃねぇか。
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