第8話 Alive
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「びっくりしたぁ。」
驚いて見上げるが、近いところで顔を並べた悟空と春炯は気にする風もない。
「ふーん。じゃあさ、コレでいーじゃん。」
きゅぽんと軽快な音をたてて蓋がとられた瞬間漂う微かな、シンナー臭。
束の間の空白を縫うように、掌に黒い線が一息に引かれる。
小さく吹き出した春炯が、悟空の名を口にする声がすぐ側で。
「おい猿!!散らかした物ぐらい片付けろ!」
「うわヤベッ」
低く笑い、「バッカでー」 と弾かれたようにジープから降りていくのを見送る悟浄の気配がすぐ、そこで。
「……参ったなぁ。」
許されるならと、願ったばかり。
「油性ペンですよコレ。」
「油性だな。」
自分の為に生きてみたいと、思ったばかりでこんな僕を花喃。
「落ちないじゃないですか。」
「落ちねェな。」
君は
「………いーんでない?」
「そぉですね。」
君は、笑ってくれるだろうか。