第8話 Alive
夢小説設定
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「正気じゃねェのはこの頭だろ。」
押し当てた銃口の先で弾けた血飛沫から、袖を引く。
「三蔵!!」
辟易して振り向いた視線の先で、悟浄の腕に抱えられた春炯が身を起こす。
「…ちょい、しゅんけーちゃァん?」
申し訳無さそうに眼前で両手を合わせるのに、隣の八戒が短く息を吐いて肩を落とした。
『すみません~』
「くっそーやっぱ演技かよッ、ムカツク春炯までっっ」
「そんなこったろうと思ったけどよお。」
「うるせえな。」
「あはは、お騒がせしまして。」
「悟能の咄嗟の演出に一枚噛んだという訳ですか。」
「うぁー頭に穴あいてんのに。」
『もうぞんびね、ぞんび。』
「指にさほど力が入ってなかったからな。――それ以前に」
口の端にこびり付いた血を、拭う。
「こいつは俺を絞め殺すくらいなら舌噛んで死ぬだろうよ。」
「いやもうホント三蔵ってば名演技でしたよ。」
『八戒本当にヤっちゃったのかと思ったわ。』
「…いつか本気で殺すぞお前等。」