第8話 Alive
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「――思い出して頂けましたか?我のことを。」
「が……っ」
口の端から唾液を零しながら悶える三蔵の首が
「……ッ!!」
「我は貴方が生まれ変わった瞬間に立ち合ったんですよ。」
「――あの時貴方は死んだはずです僕が殺した…!!」
吸い付いたように離れない掌に、全身が慄く。
このままじゃ
「確かに我は貴方にものの見事に切り裂かれましたよ。」
このままじゃあ本当に――
「でもまあ事切れる直前に、コレ埋め込んだんですよ。」
にこりと微笑んだ清一色の手の上の牌に見開いた目に映る、あの日のアカ。
この男は自分自身の屍を
「貴方に受けた傷口からこの身体の中にね。」
式神にしたんだ。
「…何故そんなことをしたかわかりますか?」
機能しない思考の前で嫣然と唇を引き上げるその様に、呼吸すら出来ない。
「貴方に会う為ですよ、猪悟能。」
音をたてて、軋む。
「――!!」
「我は元々何事にも執着しないタチでした。他人に興味を持ったのは初めてなんですよねェ。」