第7話 Dead
夢小説設定
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そんなにも執着する何かを
誰かを。
「――じゃあ、我が触れなければいいんですね?」
この男が、二度と再び。
「な…?」
端整な顔を歪めてこちらを見るその顔を、見返す。
「今までのはほんの前戯にすぎませんよ。――さあ。」
二度と再び持つことなど、あってはならない。
けれど仮にもしも
「我に見せてください。
もしもそんなことが起こり得ると言うのなら
それは。
貴方が悦びに悶え苦しむカオを。」
「!!」
打たれたように目を見開いた猪悟能の体が、ぐらりと傾ぐ。
「ぐ」
「――八戒!?」
「ぅ あぁ あ …ッあ!!」
『八戒さ…「――来ちゃ駄目ですッ!!」
悲鳴のような声に動きを止めた女の髪が、夜が散るように、巻き上がる。
『え…』