第7話 Dead
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「~おいッ、降ろせってば!!自分で歩くって言ってンだろ!?」
「るせーな、暴れんじゃねーっつの!!一人じゃ立てもしねークセにわめくな猿ッ!!」
「てめぇだってまだ完治してねぇのに無理してんじゃんっ。」
「そー思うんなら少しは大人しくしやがれッ…ったくそれにしてもアイツらどこまで行きやがったんだよ。」
手をついた幹の先の光景に脱力しながら、口を開く。
ここ数分の内にかなり暴力的な手段でもって開拓されたであろうその様は道しるべとしては分かり易いが、進みにくいことこの上ない。
「だいったいさぁ何なんだよあの変態ヤローは!!」
「八戒と昔何があったのか知らねーけどな。気がかりなのはむしろあいつの精神的なトコだ。」
「……ダイジョーブだろ、八戒は。」
「あ?」
不貞腐れたような調子を伴った声が多分
「だってアイツが言ってたんだぜ。”信じてくれる人がいる限り、自分自身を守り抜く”って。」
その顔を、透かして。
「”自分を恥じたりしたくないから”って。――だから」
「……」
「だから大丈夫なんだよ。……どわッ!?」
「――急ぐぜ!!落ちんじゃねーぞバカ猿!」
「~このクソ河童!!」