第7話 Dead
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――ねえ
苦い香りを連れた紫煙が視線の先で揺らめきながら、夜を泳いでいく。
八戒さんと悟浄さんとは、どういう風に出会ったの?
無粋な質問を、してしまったのだと思う。
「お前は俺を裏切らない。」
そんな風に言われたら裏切れるわけがない。
だけど。
「そうだな。」
小さく見開かれた瞳が緩やかに
「…狡い人ですね、貴方は。」
穏やかに笑みの形に変わっていくのを只、見ていた。
「そう思いませんか?」
だからそう問われる前から私の顔にも、きっと。
『……うん。』
知らぬ存ぜぬと言った風に煙草を吹かし続ける、その背中。
だけどそれはきっと、この人だから。
『それもあるんだけど、でも今のはまたちょっと違うかな。』
「というと。」
『照れ隠し的な?』
くすりと笑った八戒が、窺うように背後を振り返る。
「…成程。」
「殺すぞ貴様等。」