第6話 Misty
夢小説設定
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「どう?」
5本目の煙草に火を点けながら問うと、『大分良いみたいですよ』と柔らかな返答が返ってくる。
「そか。」
『はい。』
「大変だねお前も。来てそうそう。」
そう口にしながら立ち上がり、軽く土を払う。
『楽しいですよ、賑やかで。前の時は一人だったでしょう?話し相手もいないからつまらないなぁなんて思っちゃう時も多くて。』
「俺で良ければいつでも話相手になりますよ。なんなら眠れない夜にでも。」
気持ち顔を近づけてそう言うと、大きな瞳が瞬かれる。
「?どした?」
『…あ、ごめんなさい。』
口元に手をあてた春炯がそのまま視線を斜め右下に逸らすのを、見つめる。
『私…あんまりそういう冗談言われたことなくて…その……上手い返しが出来
ガゥン
黒髪に触れさせかけた手のすぐ先を過ぎていった弾丸が、背後の木の幹に穴を開けた。
「っっぶねーだろうが三蔵!!」
「何事ですか!?」
上着のボタンを留めながら駆け出てきた八戒に向き直った三蔵が、口を開く。
「もういいのか?」
「オイ!!」