真ちゃんを探せ!

  • 久々のオフの日。

    高尾と緑間は、二人で池袋に遊びに来ていた。

    のだが……。

  • 高尾ちゃん

    真ちゃん、真ちゃん!おーい!

    …やっべぇ、はぐれた。

  • 高尾ちゃん

    電話に出ないし、メールも既読にならないし。

    どこ行っちまったんだよ、真ちゃぁーん!

  • 臨也

    やあ、こんにちは♪

    何かお困り事かい?

  • 高尾ちゃん

    あ?

    お兄さん、誰?

  • 臨也

    俺?まあ、通りすがりの正義の味方ってとこかな。

  • 高尾ちゃん

    え、正…義?

  • 臨也

    どうかした?

  • 高尾ちゃん

    いや、なんていうか。アンタ全然正義って感じじゃ無いからさ。

  • 臨也

    え~?ひっど~い☆

    プンプン💨

  • 高尾ちゃん

    (その上ネカマの臭いがプンプンする…)

  • 臨也

    俺は奈倉。

    素敵な素敵な情報屋さんだよ♪この池袋の街では、俺の知らない事なんて何も無いんだ。

  • 臨也

    例えばそこを行く、一見ラブラブなカップル。男の子は生首愛好家で、女の子はヤンデレストーカー。その背後を歯ぎしりしながら尾行してるのが、ブラコン冷血美人秘書だよ☆

  • 高尾ちゃん

    何すか、その濃い面子。怖い。( ;゚Д゚))

  • 臨也

    あ、今ワゴンが走って行ったね。

  • 臨也

    あのワゴンの運転手は聖辺ルリの熱烈なファンで、怒ると危険なクレイジーヤンキー。
    隣に乗ってるのが、デュラ界の良心とも言うべき男気門田。通称ドタチン、お人好しですぐ事件に首を突っ込むから、何かと不憫な目に遭いがち。

  • 臨也

    後ろの席に乗ってる糸目の青年は重度の正義ヲタで、ブレーキぶっ壊れてるクレイジーヤンキー。
    紅一点の彼女もBL脳の重度ヲタで、ブレーキぶっ壊れてるクレイジーヤンキーだね。

  • 高尾ちゃん

    ∑クレイジーヤンキー多っ!!

  • 臨也

    それからあの白衣の男。友人の体を解剖する事を夢見てる、首なしに欲情する変態ブラックジャックだよ。

  • 高尾ちゃん

    ヤベー奴しかいないの、この街?!

  • 臨也

    まあそうだね。今俺も、自分で言ってて相当ヤバいなって思ったよ。

    基本、極限のギリギリでいこうぜって奴ばっかりだから。

  • 高尾ちゃん

    極限な奴らばっかりって事か…!

  • 高尾ちゃん


    何てこった!!こうしちゃいらんねぇ!
    一刻も早く真ちゃん探さねーと!!

    真ちゃ…!

  • 臨也

    危ない、隠れて!!=3

  • 高尾ちゃん

    プギュッ=3

  • 高尾ちゃん

    ちょっ、何すんですか!

  • 臨也

    しっ…!

  • 静雄

    クンクン…

  • 静雄

    くせぇ…くせぇ…臭いやがる。

    何処に居やがる、い~ざ~や~!!

  • 臨也

    ………ソッ,

  • 臨也

    …行ったか。

  • 臨也

    ふう…
    危ない所だった。

  • 高尾ちゃん

    今の迫力美人なお兄さん、誰っすかイザヤさん。

  • 臨也

    ん~?
    あれはこの街で最も凶暴な怪物、キングコング静雄だよ。

  • 臨也

    見た目は華奢で可愛いけど、筋力は化け物並み。死にたくなかったら、あの子には近づかない方がいい。
    特にナンパなんて、もっての他だからね!

  • 高尾ちゃん

    静雄さんと何の因縁があるんすか、イザヤさん。

  • 臨也

    ピュー,ピュピュー♪
    お、俺は別に、シズちゃんの事なんか何とも思っていないんですからね!?

  • 高尾ちゃん

    今、ズームでこっそり静雄さんの尻撮ってませんでしたか、ウザ也さん。(¬_¬)+
    (ホークアイ発動)

  • 臨也

    ち、違…ちょうどお尻の前を蝶々が翔んでたから…!
    そう、蝶々を…蝶々を撮っていたんだよ俺は❗

  • 臨也

    ~って…Σ(゚Д゚)ハッ!

    君、何故その名前をッ!!?

  • 一方その頃ゲームセンター
  • 真ちゃん

    高尾、ぴよこちゃんマスコットが取れ過ぎた。袋を貰って来るのだよ。

  • 真ちゃん

    高尾。

    …たかお?

  • 真ちゃん

    何処へ行ったのだよ、あのバカ尾め…
    …キョロキョロ…ウロウロ

  • 静雄

    おい、ボウズ。ぬいぐるみ一つ落っことしたぜ。

  • 真ちゃん

    !ありがとうございます、俺はボウズではありませんが。

  • 静雄

    気にすんな。ほら、袋やるからこれに入れろよ。

  • 真ちゃん

    ご親切にどうも。

  • 静雄

    ところでお前、一人で来てんのか?見たとこ、ここらの奴じゃねーだろ。

  • 真ちゃん

    はい。同じ都内ですが、こちらに来るのは初めてで。
    一応げぼ…連れは居るのですが、どうやら迷子になったようです。

  • 静雄

    はぐれたのか…?

    おい、大丈夫か?この街けっこうゴチャゴチャしてるぜ。

  • 真ちゃん

    心配ありません。携帯電話がありますから。
    プルルル…プルルル…

    …出ない、だと?おかしいのだよ…。

  • 静雄

    ちょっと時間置いて、かけ直したら良いんじゃねぇか?

  • 真ちゃん

    いや…いつもだったら、アイツは必ずワンコール以内に出るのだよ。

  • 静雄

    そうなのか、凄ぇな。

  • 真ちゃん

    優秀な下僕です。

    高尾の奴…何か事件に巻き込まれたのではあるまいか。

  • 静雄

    (『げぼく』って何だっけ…?)
    そりゃ心配だな。俺の嫌いな奴の臭いもしやがるし、嫌な予感がするぜ。

    ボウズ、人探しなら付き合うぜ。

  • 真ちゃん

    いえ…大変有り難いのですが、慎んでお断りさせて頂きます。ピシン+

  • 静雄

    あん?

  • 真ちゃん

    『知らない人について行ってはいけない』と。

    母と妹を始めとして、部活の監督、先輩方、高尾にも強く言い含められているので。

  • 静雄

    そうか…分かった。確かにそうだよな。

    お前随分周りに大事にされてんだな、そういうの嫌いじゃないぜ。

  • 真ちゃん

    てっきり笑われるかと思いました…。

    すいません、俺も貴方は悪い人では無いと思うのですが。

  • 静雄

    気にすんな。だったら近くの交番に連れてってやるよ。

  • 真ちゃん

    ありがとうございます。

    ……っ!!?∑

  • 静雄

    どうした?

  • 真ちゃん

    そっ、それは…!!

    かに座の今日のラッキーアイテム、『蝶ネクタイをして標識を掲げた、フクロウのぬいぐるみ』❗

    貴方は一体!?

  • 静雄

    あ?これか?
    さっきUFOキャッチャーで取ったんだよ、最後の一個だったみたいだな。

  • 真ちゃん

    何という…!!運命なのだよ!これで高尾を見つけられるに違いない!!

    申し訳ありません、俺は秀徳高校の緑間真太郎といいます!お手数ですが、やはり下僕を探すのを手伝って頂けないでしょうか?

  • 静雄

    ん?どうした急に?
    どうせ暇だし、構わないぜ。

    俺は静雄。平和島静雄だ。

  • 真ちゃん

    宜しくお願いします、平和島さん。
    ペコリ、

  • その頃裏通り
  • 高尾ちゃん

    ゼェ、ゼェ…ちょっ、とおおおぉ…!!

    臨也さん、アンタどんだけ色んな人に恨み買ってんですか!!やっぱアンタろくでなしだろ!?

  • 高尾ちゃん

    双子の女子高生の襲撃に始まり、
    どう見てもカタギじゃないおじさんに絡まれたり、日本刀持った女の子とか、ムキムキの格闘家に追いかけられたり!!

  • 高尾ちゃん

    アンタ本当は何やってる人!?

  • 臨也

    えー、やだなぁ。
    もう本名バレちゃったから言うけど、俺は折原臨也、探偵さ♪

  • 高尾ちゃん

    嘘つけよ!
    アンタは犯人追い詰めるより、絶対逮捕される側の人間だろ!!+
    (ホークアイ発動)

  • 臨也

    (いちいち鋭いな…勘の良さはシズちゃん並か)
    いやー、昔ちょっとした擦れ違いがあってね。みんな俺を誤解してるだけだよ。でも、きっとそのうち分かってくれるさ、ト・モ・ダ・チだからね♪

  • 高尾ちゃん

    ピシャーン!!
    いや、絶対友達なんていないでしょアンタ+

  • 臨也

    …な、何言ってんの?
    い、い、いるもーん!!軽く見積もっても5000人ぐらい!!

  • 高尾ちゃん

    ごせんにん!?
    明らかに友達いなさすぎて基準が判らなくなってんじゃん!!小学生か!!

    てか臨也さん、いつまで俺について来る気ですか!

  • 高尾ちゃん

    俺真ちゃん探さなきゃいけないんだけど、アンタがいると余計なトラブルに巻き込まれるんだよ!!

  • 臨也

    え~?そう邪険にしないでよ高尾和成君。
    いい体力作りになったでしょ?

  • 高尾ちゃん

    アンタ…初めっから俺の名前…

  • 臨也

    わー、目つき怖~い♪それが君の本性?
    それって君の大好きな「真ちゃん」は知ってるの?

  • 高尾ちゃん

    チッ…

  • 臨也

    君は俺の知ってる子に良く似ているよ。ああ、そういえば彼も同い年か。軽薄そうな顔の裏側に、狡猾さを隠してる子でさ。

  • 臨也

    俺は以前、君の噂も聞いた事があるよ。少し離れた街に、やたらと喧嘩の強い中学生がいるってね。

  • 一方その頃、甘党組
  • 真ちゃん

    高尾を探さなくては…!
    グキュ~ルルル…

  • 静雄

    何だ、腹減ってんのか真太郎?

  • 真ちゃん

    べっ、別にお腹が空いてなどいないのだよ。それよりも早く…

  • 静雄

    遠慮すんなって。腹が減っては何とやら、だろ。相手の奴も、お前が腹減らしてたら心配するぜ。

  • 真ちゃん

    しかし、こうして人探しに付き合って頂いているというのに。

  • 静雄

    俺が腹減ったんだよ。おすすめの店、連れてってやるぜ。

    あんみつとか、しるこが美味いんだよな。

  • 真ちゃん

    お、おしるこ…!!
    プルプル…))

  • 静雄

    お前の人探しに付き合ってんだ、お前も俺に付き合ってくんねーか?

  • 真ちゃん

    た、確かに…それが筋というものなのだよ。

  • 静雄

    …おっし、これとこれだな。
    おばちゃん、しることあんみつ!あんこ増量で!

  • 真ちゃん

    モキュモキュ…
    このおしるこ…北海道産の小豆をふんだんに使い、味付けも甘過ぎない上品な甘味。
    なおかつ、お餅もやわらかいのに歯ごたえが良い。

  • 真ちゃん

    ああ、ああ…何という至福の時か…///ハァハァ

  • 静雄

    無口かと思えば、急に喋り出したなお前。
    気に入ってくれたみたいで嬉しいぜ、真太郎。俺もこの店好きだからよ。

  • 真ちゃん

    チュッルル…モッキュ…モッキュ…

    ポワ~ンVv
    (今度は高尾も誘ってやろう…)

  • 静雄

    お前、きれいな食い方するよな。
    そういうのも、ちゃんと育ってきたって感じがしていいな。

  • 真ちゃん

    きゅん…v

  • その頃、辛党組
  • 高尾ちゃん

    ( ゚д゚)ハッ!俺の真ちゃんが今、誰かにときめいた気配!?

    てかちょっと、いい加減どっか行ってくれません?

  • 臨也

    いやー、ごめんね思い出したくない事思い出させちゃって♪臨也君、反省☆テヘペロ

  • 高尾ちゃん

    うわ、絶対反省してねぇ奴の顔。
    もーいっすわ、どっか行け。

  • 臨也

    あのさ、そろそろお腹空かない?
    どっかお店に入ろうよ♪

  • 高尾ちゃん

    行っかねー。アンタとだけは絶対行かねー!

    ああ、愛しの真ちゃんVv俺今行くからね!

  • 臨也

    あー、これから行く、俺行きつけの店なんだけどね。

  • 臨也

    よく外でチラシ配ってる、客引きの大男がいるんだよ。
    彼ならもしかして、君の相方を見てるんじゃない?なかなか目立つ子のようだしさ。

  • 高尾ちゃん

    (他にこれといって手掛かりもねぇ、か)
    …チッ、分かったよ行ってやる。ちょうど腹も減ったしな。

  • 臨也

    デニス~!俺に大トロ一丁!
    あ、未成年の彼にはサビ抜きのカッパ巻きね。それともおいなりさんの方が良いかな~?

  • 高尾ちゃん

    イラッ…

    ポリッ…あ、この付け合わせキムチだ。美味しい。

  • 高尾ちゃん

    なぁ、板前のおじさんといかつい店員さん。俺の相棒、緑間真太郎っていうんだけど。さっき街中ではぐれちゃってさ…え、特徴?

  • 高尾ちゃん

    背が高くて、スラリとしてて緑の髪で。眼鏡かけてて、下睫毛長くて。
    肌が綺麗で、指もしなやか。

    いつも変なアイテム持ち歩いてるけど、真面目で面白くて、「なのだよ」って喋って。世界で一番可愛い子なんだけど、知らない?

  • 臨也

    ねぇ、それただのノロケじゃない?

    ていうか、ちょっと聞き捨てならないんだけど、世界で一番可愛いのはシズちゃんでしょ?

  • 高尾ちゃん

    は?シズちゃんって?

    …あー、もしかしてさっきの?
    へー、ほほーん(-∀-)

  • 臨也

    ちっ、違うし!
    俺はシズちゃんなんて大嫌いだけど、客観的に見て!
    客観的に見て、見た目は一応合格っていうか…!

  • 高尾ちゃん

    ま、確かに?
    遠目で一瞬だったけど、お人形さんみたいに綺麗でしたね静雄さん。色素薄くて肌も綺麗で、スタイルも良かったな…あと声もいい。

  • 臨也

    そうそう!特にあの細い柳腰がセクシーでね。お尻もキュッと引き締まってて、控えめに言っても最高だし、あと声も良いよね。

  • 臨也

    煙草吸うけど、全然煙草臭くはないんだよ?ガサツに見えるけど、まめにファ○リーズするから。
    煙草どころか、何か石鹸のような良い匂いするんだよねー。

  • 高尾ちゃん

    ああ、いい匂いといえば俺の真ちゃんも。運動部なのに全然汗臭くねーの。常に清潔なタオルと汗拭きシート携帯してるから、いつでもお肌サラッサラ。

  • 高尾ちゃん

    髪もサラサラ、うなじも足も白くてさ。
    おまけに脇毛も脛毛も生えてるの見た事無いし、ホント男所帯じゃ目の毒でさ!

    膝の裏とか脇の下に欲情するって、最初良く分からなかったけど、真ちゃん見てたらすっかり分かるようになっちまった。

  • 臨也

    あ~、分かる~。

  • 高尾ちゃん

    はっきり言って、俺アンタの事嫌いだけど、ようやく一つだけ気が合ったな。

  • 臨也

    そうだね。俺もここへ来て、初めて同志を得た気分だよ。

  • 臨也

    デニス、彼に大トロ握ってやって。うん、代金は俺でいいから。

  • 高尾ちゃん

    え、マジ!?いいの!?

  • 臨也

    もちろんだよ、俺の方が5つぐらい年上だし。池袋に来た記念に、後は好きなの頼みなよ。

  • 高尾ちゃん

    やりぃ!昼飯代浮いたぜ!!

  • 臨也

    学生はお小遣いの遣り繰り、大変だもんね。

    …ん?ちょっと待って、この気配はー。

  • 真ちゃん

    ガラッ、=

    高尾!!

  • 高尾ちゃん

    ∑し、真ちゃん!?

    どうしてここに!!

  • 真ちゃん

    無事だったか…!

    急に迷子になるなど、全くお前という奴は!=3

  • 高尾ちゃん

    真ちゃーん、ベタだけど、急に人混みに逆らって変な方向行っちまったのはお前だぜ?

  • 高尾ちゃん

    あんだけ『空飛ぶペンギンが見たいのだよ』って言ってたのに、どうしたんだよ。

  • 真ちゃん

    そ、それはっ…。

    途中のゲームセンターで、『お尻フリフリぴよこちゃん』シリーズがあるのを見掛けたからなのだよ。

  • 高尾ちゃん

    真ちゃんそれって、今日のさそり座のラッキーアイテム!?

  • 真ちゃん

    た、たまたまだ。

    今日のさそり座は11位だったからな。たまたま見掛けたから、ついでに取ってやろうかと思っただけなのだよ…!///

  • 高尾ちゃん

    っ…ありがとな、真ちゃん!

    いろいろツッコミたい所もあったけど嬉しいぜ!!愛してる!v

  • 高尾ちゃん

    \( ̄∇ ̄*)/ムギュ~ッ=3
    スキスキスキv

  • 臨也

    ………。(色々と複雑な感情が渦巻いている)

    う、羨ましくなんか無いんだからね!

  • 静雄

    スッ…

    あいつら、本当に仲が良いんだな。

  • 臨也

    シ、シズちゃん!!

    どうして此処に!!

  • 静雄

    真太郎の連れを探してたら、ちょうどサイモンが電話をくれてな。

    それっぽいガキがこっちに来てるって言うから、連れてきた。

  • 臨也

    ああ…なるほどね。

  • 静雄

    ところでお前、どうして真太郎の相方を連れ回してたんだ?

  • 臨也

    え?∑ギクッ!!( ´∀`;)

  • 静雄

    そっちは、まあいい。てめーの事だ、どうせろくでもない事考えてたに決まってるからな。

    問題は…

  • 臨也

    問題は…? ソロリ…

  • 静雄

    何でまたブクロに来てやがんだ、イ~ザ~ヤ~君よぉ!!

  • 臨也

    サイモ~ン!お代ここ置いとくよ!!お釣りはいいから!!

    じゃねっ!=3

  • 静雄

    待ちやがれ!!このノミ蟲野郎が!!

  • 高尾ちゃん

    シーン……

  • 高尾ちゃん

    何ていうか、すげー激しい人達だったな。

  • 真ちゃん

    …なのだよ。

  • 真ちゃん

    だが、平和島さんに今日のラッキーアイテムを貰えたのは幸運だったのだよ。

  • 高尾ちゃん

    あっ、それ…!
    難易度高いからって、仕方なく標識無いバージョンで代用してたやつ!?

    完全版、本当にあったんだ!!

  • 真ちゃん

    静雄さん、少し怖いが良い人だったのだよ。

  • 高尾ちゃん

    美人だったよな~。
    真ちゃんにも、どことなく似てる気がするし。

  • 高尾ちゃん

    しかし、結局俺に絡んできた臨也さんの目的って何だったんだ…?

  • 真ちゃん

    何となく嫌な感じのする男だったが…真実は神のみぞ知る、か。

  • 高尾ちゃん

    あっ、真ちゃ~ん!

    デニスさんがお寿司好きなだけ食ってけってよ!全部臨也さんの奢りだって♪

  • 真ちゃん

    何っ…!?パアァ+
    …折角なので頂こう。

  • 高尾ちゃん

    おう!

  • 真ちゃん

    ああ、そうだ…高尾。
    おしるこの美味しい店を見つけたので、今度お前も連れて行ってやるのだよ。

  • 高尾ちゃん

    マジで?じゃあ、今度来た時また一緒に行こうぜ!!
    約束な!!v(*´∀`)

  • 真ちゃん

    キュン…v ///コクリ…))

  • 高緑は今日もラブラブだ!!

  • お・ま・け
  • 臨也

    ピンポーン♪

    新羅、居る~?

  • 新羅

    はーい!…何だ、臨也か。わぁ、何だかボロボロだね。
    それで、今日の作戦は上手く行ったの?

  • 臨也

    何だとは何だよ!急に声のトーンを落とすな、差別反対!

    え?成功したかって?この有り様見れば分かるだろ!

  • 新羅

    失敗した訳か…。

    だから言ったでしょ。あれこれ策謀を巡らせるよりも、ストレートに好意を伝える方が静雄には効果的だよ。

  • 新羅

    何も、一介の高校生にレクチャー頼まなくても良いじゃない。

  • 臨也

    それが出来れば苦労は無いんだよ!

    それに新羅、お前は本当に彼がただの高校生だと思うのかい?

  • 新羅

    というと?

  • 臨也

    高尾和成…。
    やはり彼は只者じゃないよ。

  • 臨也

    鋭い観察眼もさることながら、当初ライバル関係にあった緑間真太郎の塩対応をくぐり抜け…たった数ヶ月で愛を勝ち取る、あのスキル…!!

  • 臨也

    あれさえあれば、俺もシズちゃんとラブラブのラブになるのも夢じゃない!!=3

  • 新羅

    水を差して悪いけど、夢だと思うなー。

  • 新羅

    やっぱり恋愛は誠意が大切なんじゃない?高尾君と緑間君の場合だって、きっとそうだったに違いないよ。

  • 臨也

    甘いね新羅。俺が俺である限り、正攻法などあり得ない!+

  • 新羅

    流石は臨也、最低だよ!何て迷いのない瞳なんだ!!

  • 新羅

    僕は逆に応援したくなってきたよ、もう君はそのままの君でいてくれ。

    そしてどうか永遠に、無残にフラれ続けて!!

  • 臨也

    それどの辺が応援してるの!?フラれ続けてたまるかよ!!

    もう怒った!俺絶対シズちゃんと結婚するもん!!=3

  • 静雄

    ゾクッ…!!
    風邪か…?

  • 迫る臨也の魔の手。
    静雄の運命や如何に…?

    次回、再び二つの世界が交差する…!?

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