1章 蕾


 人の有り様とは、常に誰かに握られている。
 そして人とは、あまりにも儚く、運命とやらに左右されてしまう。
 命は刃、魂は焔、人の有り様は桜花の如く。
 そうして今日も、世界は回るのだ。
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