悪行超人らによる一連の騒動が終息し、約１年後。

日本で開催された【超人オリンピック・ザ・レザレクション】。
３４年ぶりの超人オリンピック。
当時挙って出場した超人達は四半世紀以上を経たいま、伝説超人と呼ばれている。
それに対し、現在活躍する若手は新世代超人(new generation)と呼ばれ、今回のオリンピックで頂点を競ったのは勿論その新世代の彼らだった。

覇者となったのは、決勝でキン肉スグルの子･キン肉万太郎を破った、ロビンマスクの子･ケビンマスク。
彼は元･悪行超人･･･いや、出自は正義超人の名門であるが、理由あって悪行に転向した過去がある。
今はフリーの超人だと自称しているものの、正義超人の祭典であるオリンピックを制してしまったからには、これから正義に重きを置かねばならなくなる。
根は心優しい若者だが、父に反抗し続けることを生き甲斐のようにして生きてきた････形だけは和解したものの、親子の確執は雲散霧消したわけではない。
子の一方的な父嫌悪も拭いきれておらず、つまり彼にしてみれば相当根深いところに硬く大きな『しこり』があるということだ。



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