『BK交換日記~ギムナジウムより愛を込めて~』
多分終わる、From gymnasium with love.
◆投稿日時:2019-03-31 20:40:09
だいぶ日数を空けてしまったが、今日でこの交換日記はラストだ。
本当はブロの番だが、色々動きがあったのはオレだけだからと、ブロに「おまえが書くべきだ」と言われたから仕方なく・・・いや、喜んで書こう。
身バレしかねない状況の中で仮病を使い帰宅したオレは、毎日ブロと暇さえあれば今後のことを話し合った。
ギムナジウムには短期的な、まぁ1学期程度の編入と最初から決めていたが意外と楽しくて、一年間くらい居たいと思ったことも多々ある。
超人としてではなく人間として、普通の人間たちと寄宿学校生活を送る日々は、ある意味長年のオレの夢であり、超人をやめたくなっていた時に体験できて良かったとも思う。
ただ、素顔丸出しで学生を演じていたから今さら超人ケビンマスクだとバレるわけにはいかない。他人との写真にはなるべく写らないよう気をつけていたが、オレに憧れていた奴らの盗撮写真が何枚か学園内で出回ってしまったのは不覚だった。
ブロは「もうバラして楽になれ」という結論をオレに突き付けたが、オレは反対した。やはりどうしても顔バレが嫌だったからだ。
そこでオレは考えに考えた結果、「ケビンマスクファンで筋トレマニア」ということにして、ギムナジウムに戻ってすぐ自ら豪語した。ポーズや声のマネとかしながら、アホみたいにケビンファンをアピールした。物真似はわざと少し下手糞にして笑いを誘い、本人ではないと大半は騙せたと思う。
そして昨日からギムナジウムは2週間、春の休暇という名の校舎一部リフォーム期間となり、オレは学年1番の天才かつ学園内1番のアホを演じきって再びベルリンへ。
そんなことばかりしていたから予定していた米国での試合どころではなかったが、エントリーしたのだから行けとブロに怒られた。
お互い渋々だがブロに付き添ってもらい、今現在、米国へと長いフライト中である。ろくにトレーニングもしていないし、結構体重も増えたし、動きがやたら固くて重いんだが、まあ対戦相手は新人だというし、多少手抜きした感じでのらりくらり戦えばいいよな。
ブロに言ったらぶん殴られそうだが。
休暇明けにギムナジウムへ行くか辞めるかは、まだ考え中だ。
もしこの日記が再開(次は絶対ブロが先)しなかったら、ケビン君は超人ケビンマスク兼ブロの素晴らしい伴侶として、入籍へ一直線の道を爆走しているだろう。
そして、たまにポエムを書いて、いつか出版することを夢見ているだろう。
今から一篇書きたいが、隣でブロが睨んでいるから無理だな。
またいつか交換日記が出来るとしても、離ればなれの状況前提でしか許可されないだろうから、したいやらしたくないやら複雑な気持ちだ。
◆カテゴリ:ケビン
◆投稿日時:2019-03-31 20:40:09
だいぶ日数を空けてしまったが、今日でこの交換日記はラストだ。
本当はブロの番だが、色々動きがあったのはオレだけだからと、ブロに「おまえが書くべきだ」と言われたから仕方なく・・・いや、喜んで書こう。
身バレしかねない状況の中で仮病を使い帰宅したオレは、毎日ブロと暇さえあれば今後のことを話し合った。
ギムナジウムには短期的な、まぁ1学期程度の編入と最初から決めていたが意外と楽しくて、一年間くらい居たいと思ったことも多々ある。
超人としてではなく人間として、普通の人間たちと寄宿学校生活を送る日々は、ある意味長年のオレの夢であり、超人をやめたくなっていた時に体験できて良かったとも思う。
ただ、素顔丸出しで学生を演じていたから今さら超人ケビンマスクだとバレるわけにはいかない。他人との写真にはなるべく写らないよう気をつけていたが、オレに憧れていた奴らの盗撮写真が何枚か学園内で出回ってしまったのは不覚だった。
ブロは「もうバラして楽になれ」という結論をオレに突き付けたが、オレは反対した。やはりどうしても顔バレが嫌だったからだ。
そこでオレは考えに考えた結果、「ケビンマスクファンで筋トレマニア」ということにして、ギムナジウムに戻ってすぐ自ら豪語した。ポーズや声のマネとかしながら、アホみたいにケビンファンをアピールした。物真似はわざと少し下手糞にして笑いを誘い、本人ではないと大半は騙せたと思う。
そして昨日からギムナジウムは2週間、春の休暇という名の校舎一部リフォーム期間となり、オレは学年1番の天才かつ学園内1番のアホを演じきって再びベルリンへ。
そんなことばかりしていたから予定していた米国での試合どころではなかったが、エントリーしたのだから行けとブロに怒られた。
お互い渋々だがブロに付き添ってもらい、今現在、米国へと長いフライト中である。ろくにトレーニングもしていないし、結構体重も増えたし、動きがやたら固くて重いんだが、まあ対戦相手は新人だというし、多少手抜きした感じでのらりくらり戦えばいいよな。
ブロに言ったらぶん殴られそうだが。
休暇明けにギムナジウムへ行くか辞めるかは、まだ考え中だ。
もしこの日記が再開(次は絶対ブロが先)しなかったら、ケビン君は超人ケビンマスク兼ブロの素晴らしい伴侶として、入籍へ一直線の道を爆走しているだろう。
そして、たまにポエムを書いて、いつか出版することを夢見ているだろう。
今から一篇書きたいが、隣でブロが睨んでいるから無理だな。
またいつか交換日記が出来るとしても、離ればなれの状況前提でしか許可されないだろうから、したいやらしたくないやら複雑な気持ちだ。
◆カテゴリ:ケビン
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