月曜は憂鬱と共に始まる

◆投稿日時：2019-03-11 22:22:00

また月曜がきた。
いつものように早朝、始発の列車に三時間乗りギムナジウムへ戻る。三時間のうち大半は寝ているが座席が直角で硬いから降りる時あちこち痛む。

週末は何故あんなにも時間が早く過ぎてしまうのか。ギムナジウムにいるとやたら長いのにな。

昨夜、ベッドで一戦交えた後、汗が冷えて寒くなったから二人でシャワーを浴びた。
その後、風邪をひかないようにとTシャツの上にガウンを羽織り（ブロはTシャツを着なかった）、二人で眠くなるまでベッドでギムナジウムでの話をしていた。主題は昨日ブロも書いてくれたが、オレが超人だという噂が流れまくっている件だ。
校長と教頭と担任はオレが編入学する前からブロに話を聞いているが、他の教員やら生徒たちには極秘にしていた。
だが、やはり体格や運動神経の良すぎで気付かれてしまうものなんだなと、改めて自分が人間になりきれないことを悲しく思った。オレはブロと入籍して、いずれ超人レスラーを引退したら、暫くは専業主夫をしたい。多少無理はあるかも知れないが、ただの人間として夫のブロと向き合いたい。愛があり幸せな一般家庭を作りたいんだ。
そのためにも人間の学校に入ってみたりしたわけだが（美麗な制服に釣られたのが動機でも）、あんまり役には立たなかった。ただ勉学に追いかけられただけとも言える。進学校らしいから当たり前だが････オレは大学まで行く気はサラサラ無いし、超人バレする前の今が潮時ではないかとブロに言った。
ブロは同意してくれたが、春の休暇はギムナジウムの生徒として過ごせと、宿題も提出して休み明けは数日だけでも行けと････それで急な何かをでっち上げて退学する算段が良いと言っていた。
オレはブロの案を受け入れて即決した。だってもう眠かったから。

テストの結果が明日貼り出されるんだよなぁ････学年５位き入れていたら万々歳だが、どうなるかはわからない。
まあ頑張ったし一応楽しみにしている。
前回のように酷い点数で補習が無い限り、１５日の放課後から帰れて１６日から休暇になる。
ギムナジウムは普通こんな頻繁に自宅へ帰れないらしいが、ブロがユルい学校を見つけてくれたおかげでオレは助かっている。
だが学生生活での思い出が体育の時間とくだらない小競り合いと、保護者呼び出しとテスト関連以外、あまり作れていない。もう少し愉快なエピソードが欲しい････明日何か仕出かすか？もちろんブロを困らせない範囲で、な。

ああ眠い、あと何だか疲れた。
週末たくさん家事をしたからか？
いつもより少し早いが、寝る。
ブロ、おやすみ！！！


◆カテゴリ：ケビン