話し合いをした

◆投稿日時：2019-02-10 23:14:48

ここ１週間ほど気温がかなり低く、朝晩だけでなく日中も冷え込んでいる。冬は好きだが雪掻きが面倒でならない。
金曜の朝からはケビンが門から玄関前までの除雪を、自発的にやってくれているから助かっている。俺より若く体力も有り余っているから作業も早く、殆ど疲れ知らずのようだ。雪掻きの後に朝飯の用意しがてら洗濯までこなし、休日だというのに夜まで家事をこなし、夕飯前の数時間だけ屋内トレーニングをしているようだ。甲斐甲斐しい奴だと誉めてやりたいが、好き好んでしていることだし勝手にさせている。
俺は他人が思うより冷たい男なのだろう。まるで冬の寒さのような心を持っている気がする。

昼間、ケビンがティータイムにしようと声をかけてきた為、読書を中断して二人で茶を飲んだ。その時、自分の昨夜の日記を見ろと急かされ、一応読んだ。
その後にケビンが「補足しながら話し合いをしたい」と言い出し、一時間ほど付き合わされた。
言いたいことは分かったが、理解出来ない部分も幾つかあった。一部を除き、改心すると申し出てきた為、今度だけならと受け入れた。普段のように接して欲しいと懇願され、先刻まで多少会話に付き合い、許せる範囲でジョークにも反応してやった。
これが今後も続けばケビンを信じてやれるが････期待度は申し訳ないがまだ薄い。前例がいつくもあった分、当然である、

昨夜は寝室の鍵はかけなかった。来るか来ないか様子を見たかったからだ。
２３時前にノック音が２回聞こえ、無言でいたら顔だけ出して此方を窺っていた。
寒いから一緒に寝かせて欲しいと言われ、迷った挙げ句に許可した。但し、寝るだけだと付け加えて、だ。
しかし寒いと何度も言うから黙らせたくて密着して眠った。
明日のケビン次第では少しくらい考えてやらないでもないが、いまは手を出す気になれない。

他にも書きたいことはあるが、今夜もケビンが寝室に来る頃ゆえ、この辺で終わりにしよう。
ちなみに今夜も何もしない。

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