親になった気分だ

◆投稿日時：2019-02-04 18:21:02

前回の日記を読み、ここは何とかケビンが勉強に集中してくれるよう、俺に出来ることはないかと考えた。
その結果、とても嫌だったが携帯電話のカメラで自撮りというものをして、メールに添付し送った。メール本文には、頑張れと一言しか書かなかったが、写真さえあれば奴は奮起すると思い････決して自惚れているわけではないが、奴が欲しいだろうモノをくれてやっただけのことだ。あいつは変態だが、喜ばせれば奮起する男だからな。
案の定、送ってすぐに返信があり、『死んでも頑張る』だの『久々に前をはだけた軍服姿を拝めて鼻血が止まらない』だの、わけのわからん長文に自分も写真を添えてきた。変態にふさわしい全裸写真を。
だがリアクションしたら負けだと思い、そのまま土曜、日曜と返信も日記も書かず放置した。
全裸など生で見飽きているし今更どうとも思わん。

先刻ケビンから電話があり、３０分ほど話した。追試はギリギリだが７２点でクリア出来たとのこと。写真のおかげだと泣きながら礼を言っていた。
本来なら満点を取れる効果はあっただろうに、恥ずかしい思いをして自撮りした俺の心境は複雑だが････まあいいか。
ギムナジウムへ行かせてから俺は奴の親になった気分になってしまった。親子ほどの年齢差が無かったとしても、同じ気持ちになっていただろう。

ケビンが喋りすぎて伝える暇が無かったが、試合のオファーは今のところきていない。
此方からエントリーしようにも、ケビンマスクが出場するような大きな試合は暫く無かった。
３月の終わりに米国で超人委員会主催の中規模な大会がある。それで良かったら自分でエントリーしておけ。インターネットか電話でな。

明日からも真面目に勉強するように。
ケビン、おまえは今、望んだ通りに人間として『学生』をしているんだぞ。それを忘れるな。

◆カテゴリ：ブロッケンJr.