BK交換日記 ~ 夏のメモリー ~

Verzeihung.

◆投稿日時:2015-08-28 22:58:26

ごめん。I'm sorry.、Verzeihung.
もう言いません、書きません、思いません、考えません、忘れません。
マジでごめん。


あと今まだ技の研究中なんだ。
大会は明日だが、もう1つ何か披露してポイントを稼ぎたい。
終るのは0時以降になると思うが、寝る前に必ず謝罪文の続きは書く。

あんたは不能ではなく単に我慢していただけの極めて正常で健康でナイスな人だ。
だからごめん、また後でな。




――――続きだ―――――

すまない、中途半端でも先に少し↑書いたのは、リアルタイムで見られていなくとも、夜中まで何をしているのかと思われるのが嫌だからだ。

今もう3時近いんだが、そこそこ納得出来るところまでやっちまって、風呂入って部屋に戻ったら2時過ぎていた。
疲れたが何故か眠くないんだ。別に緊張しているわけではないし思い残しも特にない。明日は必ず勝てると思っているし不安もない。
だから多分、あんたが怒っているというのが気掛かりなんだろうな・・・本当にすまなかった。

オレはブロが大好きなくせに、いつもムカつかせてしまっているよな。決してそんなつもりはないんだが・・・どうしてだかな。
日記も、なんでも書いていいというわけではないと頭では判っているんだが、嘘を書くより自由に感じたまま書く方がいいだろう?
第三者がこれを読むなら多少気を配らねばならないが、読むのはお互いだけだ。
ブロも怒りや嫌味や皮肉を容赦なく書くのは、オレしか読まないからだろう?もしこれをネットで公開していたら、かなり書き方が違ってたんじゃないか?
まぁオレもそうだがな。

他人は外行き用に着飾ったオレらしか知らないが、既に引退したあんたやリングを降りたオレの私生活は彼等の想像とまるで違う。
まずそのオレたちの私生活が一緒だというのも知ってる奴はまだ少ない。ましてや男同士で結婚するまでの仲になっているなど、数人の超人しか知らない事実だしな。

だからかも知れないな、オレが何かと焦れてしまうのは。
ここ何年か、全世界に発表したくてオレはウズウズしていた・・・だがあんたはまだ駄目だと、まだその時期ではないと、やたら隠したがっていたろう?
事実を隠して何とも思わず振る舞えるのは、よほどの嘘つき野郎か根っからの悪人しかいない。それが誰かの為だの平和の為だの、そんなのは間違っている。隠されていた、騙されていた側が真実を知った時の気持ちはあんたもよく判るはずだ。

あんたもオレも根は正直だから無理や我慢がストレスになり、お互いにしか思いをぶつけられずにいたんだと、オレは思う。
この考え方はあくまでオレので、あんたは違うかも知れないが・・・当たらずも遠からずってところではないか?

オレは馬鹿だからな、単純にしか物事を考えられないし、昔から直情的でもある。
だってそうだろ?
オレがガキの頃、家を飛び出して真っ先に向かった先はゲームセンターだぜ?金が尽きるまで毎日毎日ゲーム三昧、金がなくなりゃストリートファイトで巻き上げて適当に暮らし、挙げ句の果ては悪行入りだ。
後の事を綿密に考えられたらもっと計画的に家出を、いや、ダディをぶん殴って堂々と出ていったと思う。
ゲームセンターなど行かず、ベルリンに、あんたの元へ来ていたかも知れない。

あんたも・・・ヤケになっていた時期はあるだろ?オレが知り得ていることは少ないが、若い頃に結構なかったか?例えばアツくなりすぎて無茶したりさ。

オレたちは多分、あまり良くない部分が似ていたんだと思う。過去形だから怒るなよ。
だからその良くない部分がぶつかると喧嘩になり、我慢が限界に達するとつい相手に絡んじまうんだ。他に捌け口など無いから仕方ないことだがな。


話がだいぶ逸れたが、要はオレの単細胞とあんたの頑固脳、これにお互いイラつくんだろうと思ったわけだ。
イラつくといってもオレはあんたを心底愛しているから、いくら喧嘩しようと嫌いにはなれない。
以前は愛するがゆえに憎んだこともあったが、あの時のオレは気が狂いかけていたと思う。
もうあんなのは二度とないぞ。
だってそうだろう?
オレと結婚するという事実を、あんたは世間に公表すると決めてくれた。
嬉しくて嬉しくて、修行などぶん投げて1日も早く公表して入籍したかった・・・ あんたの気持ちに勢いがあるうちでないと、「やはりもう少し先にする」と言われかねないしな。


ごちゃごちゃと長いだけで上手く伝わらないと思うが、喧嘩ばかりする原因?というか、根底に何があるか、オレなりに真面目に考えたことを書いた。
何か足りなければそれはオレのアタマのせいだ。
無学の馬鹿だからさ・・・


月曜には帰るつもりだ。
制裁を加えたければ満足いくまでやっちまっていい。
それであんたがスッキリしてまたオレと居てくれるなら、何でも受けてみせる。

ふざけたことを言うのも、半分は構って欲しさでわざとだったりした。

とにかく本当にごめん。
帰ったら続きを。
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