日記

ガトーフェスタハラダのラスクを持参するとき緊張する話

2023/12/16 21:43
 今日は昼間、お客さんの屋外での忘年会にお邪魔してきました。手ぶらでタダ飯をいただくのは気が引けたのと、屋外だとポットラック的な感じかなと思い群馬土産のラスクを新宿の京王百貨店で買い込んで(それは群馬土産と言えるのか)持参したのですが、バスの中で赤い紙袋(クリスマス仕様なんですね)を抱えながら、「果たしてこのチョイスでよかったのだろうか……?」と思いはじめました。これはじつは私の恒例の悩みで、今日に始まったことではありません。
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 というのも、理由はふたつあります。ひとつは、このガトーラスクが駆け出しだった頃(2000年に「グーテ・デ・ロワ」が発売されたみたいです)、県内でも流行っていて、県民同士でよくもらっていました。それで当時、同級生のお母さんが「食べ飽きたね~」と言っているという話を耳にしたのです。そして少なくとも群馬県内ではあまりもらってもうれしくないのかもしれないというレッテルが私の中では貼られました。実際のところはわかりません。もうひとつの理由は、私自身、定番の「グーテ・デ・ロワ」(お砂糖がかかっているシンプルなそれです。2枚入りの)はもらえばありがたくいただくし、もちろんおいしいのですが、自分用にはそんなに積極的に買いません。
 入社したてのころ大阪で暮らしていたのですが、仕事帰りに阪急梅田のガトーフェスタハラダの前でコンスタントに日々、人が並んでいるのを見かけるたび、にわかに信じられずにいました。職場で(とくにホワイトチョコがけラスクについて)「私これ好きなんです」と言ってもらえてももはや疑心暗鬼。都会のオンナの口にも合うのかい?
 そんなわけで、あまりこのお土産に自信を持てず、贈答用に買った後に脳内で県民の「食べ飽きたね~」という幻聴がこだまするのが恒例となりました。じゃあべつに出身地のお土産にこだわらなくてもいいじゃないかと思うのですが、正直東京土産は選択肢が多くて途方もなく、どれがよろこばれるのかがわからない田舎者。それで結局大概ラスクになるわけなのですが、ホワイトチョコがかかっているタイプは私も結構好きなので、どなたかに差し上げるときはその割合を多くします。今日も然りです。それも変な話で、自分がそのシリーズを好んでいるだけで、相手はどうかわかりませんね。ちなみにホワイチョコがけは冬季しか売ってません。たぶんおいしいので、よかったら食べてみてね。

 写真は、持参するラスクの数が多すぎて相手に気を遣わせてしまうかもしれないと、今朝出かける間際まで悩み、結局もっていかなかった1袋分です。もったいないので来週職場の休憩スペースに置いてこようと思います(休憩スペースに置くにしては不自然に少ない)。結果として、今日は参加者のうち食欲旺盛な若者が多く瞬く間に食べきってもらえたうえ、気を遣わせるような間もないほどのどさくさな場だったので、杞憂に終わりました。杞憂というのは、お土産がラスクでよかったのかという悩みと、量が多すぎるか否かという悩みの両方です。
 あんなにたくさんの野菜を切ったのはたぶん学生時代以来で、楽しかったしおいしかったです。お菓子に関する私の悩みは、小さなことでした。

 日持ちする群馬土産だと、ホワイトチョコがけラスクのほか、旅がらすは好きです。旅がらすについて同郷の同期が「あまりおいしくない」と言っていたとき「ええ~!?」と反論してしまいました。好みもまちまちですね。

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